痛いのが嫌なあなたに。抜歯後に痛みが出ない5つの方法

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前岡遼馬
このコンテンツは、現役の歯科医師がお口の健康に関する話をできるだけわかりやすい言葉を使って解説するブログ記事です。当サイトの運営はこちらの運営理念に沿って行われています。

「この歯は残せないので抜歯しましょう」

と先生に言われると、誰しも憂鬱な気持ちになってしまうものです。

「痛くないかな・・・。」
「腫れないかな・・・。」
「ご飯食べれるかな・・・。」

などと、抜歯した後の不安が押し寄せてきます。「抜かなくちゃいけないのは分かっているけど、怖くて歯医者に向かうだけで緊張しちゃう。」という患者さんも多いのが実際のところです。

そこで今回は、抜歯後に腫れ・痛みが出ないようにする方法に重点を置いて、お話していきたいと思います。

・これから抜歯する予定がある
・既に抜歯したけど、痛みが収まらない

なんて時に役立つ内容になっています。

ではでは、早速行きましょう!

抜歯後の痛みを抑える、5つの方法

 

片手を広げる男性
最初に結論からお話すると、5つの方法というのは、

1、抜歯後に氷水で冷やす

2、痛み止めを早めに飲む

3、強くうがいをしない

4、カラダを休める

5、血圧を上げない

以上です。それぞれを詳しく見ていきましょう!

その1:抜歯後に氷水で冷やす

冷却
「血の巡りが悪くなるから、歯を抜いた
ところは冷やしちゃダメ!」という話を聞いたことがあるかも知れませんが、一旦そこは忘れて先に進みましょう。

医学的にカラダのどこかで炎症が起こると発熱が起こります。「ケガをしたところが何か熱っぽい」という経験をしたことがあると思いますが、アレが発熱です。

捻挫や打撲に限らず、カラダが損傷を受けると修復機能が働きます。組織を回復させる過程で血液がケガをした部位に集まるので熱を帯びるんです。

その熱を積極的に取ってあげると、「痛み」と「腫れ」を効率よく抑えることが出来る、というのが今回の考え方です。

東洋医学的な”平衡”の考えでは、治りも早くなるとされています。西洋医学では、「冷やすと傷を治すために集まった血の巡りが悪くなり、治りが遅くなる」とされていますが、この治りの遅さは理論的には正しいと思います。

しかし、お口の中に関して言えばほとんど影響はありません。元々お口の組織は回復が早く、2週間もすれば大体の傷はキレイに治ってしまうんです。

“冷やすor冷やさない”でそこまで変わらない治りの早さよりも、冷やすことで抜歯の後の「痛み」と「腫れ」を抑える方が優先順位が高いと僕は考えています。

具体的にあなたが取るべきアクションとしては、抜歯をした直後から、氷水をジップロックに入れて暇さえあればガンガン冷やすということ。

腫れ始める前から冷やすとより効果的です。感覚が完全になくなるまで、積極的に冷やして下さい。抜歯をすると前もってわかったときには、スケジュールを調整して治療後にしっかり冷やせる環境で臨んでみて下さい。

骨に埋まっている親知らずなど、骨を削ったりして痛みや腫れが出やすい抜歯の場合は、処置をしてから2〜3日後まで冷やすのがベストです。腫れのピークは抜歯後2〜3日でやってくるので、予め冷やしておくことはとても効果的です。

その2:痛み止めを早めに飲む

薬を眺める女性
抜歯をするときは、もちろん麻酔をするので痛くありませんが、問題はその後です。

麻酔が切れて、「ちょっと痛いな・・・。」と感じ始めてから痛み止めを飲む人が多いのですが、それでは遅いんです。”痛み”は一旦感じてしまうと神経が過敏になるので、痛み止めを飲んでも効きづらくなってしまいます。

なので、痛み止めを飲むベストなタイミングは痛みを感じる前です。

具体的には、歯医者で抜歯をしてもらって、受付で痛み止めをもらったらすぐ1錠飲んでおくと効果が高いです。麻酔が切れる頃には、痛み止めが効いているという状況を作ってあげることで、抜歯後を快適に過ごしてもらえます。

抜歯をしたその日は、2錠目以降も痛みを感じる前、前の痛み止めを飲んでから2〜3時間後に前もって飲んでおくことをオススメします。

その3:強くうがいをしない

うがいをする女の子
これも大切です。

抜歯をするとそれまで歯が植わっていた部分の骨が露出する形になります。骨が露出したままでは感染を起こしてしまうので、周りから血が滲(にじ)みでてきます。

その血が固まってかさぶたになり、やがて骨と歯茎が出来ていくいくわけです。擦り傷をした時のような硬いかさぶたではありませんが、お口の中でも血の塊がかさぶたの役割をするんですね。

で、この血の塊が強くうがいをしてしまうと剥がれ落ちてしまうんです。抜歯をした後は少し血の味がしますから、何度もうがいしたくなりますが、ここはぐっと我慢です。

なので、抜歯後はお口にたまった血を吐き出す程度にして、極力うがいは控えるようにするべきです。

もう一つのポイントとしては、抜歯したところをベロで触らないこと。

気になってベロでチョンチョンすると、これもかさぶたが剥がれる原因になってしまいます。また刺激があると、傷口も治りづらくなるので控えましょう。

その4:カラダを休める

寝る女性の写真
抜歯をするということは、カラダに傷を作ることでもあります。

その傷を治すということは、失った組織を新たに作り直すこと。なので、治りを早めるためには、健康な時よりも余分にエネルギーが必要なんです。

また、カラダを十分に休められる環境で、体力が余っていなくては傷口は治っていきません。

カラダが疲れている状態では、傷を治している余裕がないので治りが遅くなってしまうんです。免疫力も低下してしまうので傷口に感染も起こりやすくなり、余計に痛みも出やすい環境になります。

基本的にお口の中の治療で入院することはほとんどありません。医科の手術では、治療後に入院して1日中ベットに横たわっていれば傷口を十分休められますが、歯の場合はそういうわけにいきません。

傷口があろうと、ご飯は食べなければいけませんし、水分も口から摂らなければいけないからです。なので、せめてカラダを休めて免疫力を上げ、回復力を高める必要があります。

抜歯をしてから1週間くらいは無理をしないというのも意識したいポイントです。

また、栄養を意識的に多く摂ることも大切です。要は、「たくさん食べろ」ということです。

いつもより少しオーバーカロリーになるくらいが丁度いいです。失った組織を回復するためには、その分の血となり、肉となる栄養が必要ですから。傷を治すための材料は食べることでしか補給できないので、少し無理をしてでも食べることが重要です。

「食欲が湧かない・・・。」という時は、ウ◯ダーinゼリーのような高カロリーな食品で栄養補給するのがオススメです。

その5:血圧を上げない

血圧を測る男性
血圧を上げないようにすると痛みが出にくくなります

血圧のコントロールを具体的に挙げると、

・お酒を控える
・長風呂は避ける
・激しいスポーツはしない

といったところです。基本的に、心拍数が上がるようなことは血圧も上がると覚えておいて下さい。なので、「胸がドキドキするようなことは控えましょう」ということです。

まとめ

今回は具体的な内容をメインにお伝えしました。

全体を復習しておくと、抜歯後に痛みを抑えるための方法は

1、抜歯後に氷水で冷やす
2、痛み止めを早めに飲む
3、強くうがいをしない
4、カラダを休める
5、血圧を上げない

この5つでした。是非、歯医者で抜歯をする前に参考にしてみて下さい。

余談ですが、抜歯と一言に言っても、「歯を抜く歯医者の技術」、「残っている歯の状態」、「根っこの曲がり具合」、「抜く歯が上顎か下顎かの違い」など様々な要素があります。

今回の記事を参考にしても、痛みや腫れが出てしまう場面があるかも知れません。何もしないよりは遥かに不快症状を抑えることはできると思いますが、100%症状をなくすことは難しいことは覚えておいて下さい。

そもそも抜歯という状況にならないように日頃から自分のお口をケアしていくことが何よりも大切です。

他の記事も参考にしながら、一生自分の歯で過ごせるように正しい知識を身につけてもらえればと思います。

今回は以上です。


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ABOUTこの記事をかいた人

愛知県一宮市にある前岡歯科医院の院長で、『Dentalhacker』のライター。歯周病治療をベースに、「1本の歯を残す」ことにこだわった診療を行っている。『歯の本当の価値を伝いたい』という想いのもと、"歯ブラシから始まる予防歯科"の大切さを広めている。 たまにやる筋トレとバス釣りが趣味。根は真面目な性格だが、人を笑わすのが好きなので、よくウケ狙いに走る。診療中、患者さんに「最近肥えやーた?(名古屋弁で"太った?"の意)」と言われると、ヒドくテンションが下がるナイーブなハートの持ち主でもある。