虫歯の治療後に痛みが!その原因を徹底解説!

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前岡遼馬
このコンテンツは、現役の歯科医師がお口の健康に関する話をできるだけわかりやすい言葉を使って解説するブログ記事です。当サイトの運営はこちらの運営理念に沿って行われています。

「歯医者で治療してもらった後で痛くなってきた・・・。」

あなたもこんな体験をしたことはありませんか?ただでさえ歯医者の治療は痛くてイヤなのに、終わった後でも痛みが出るなんて最悪です。「治療してから逆に悪くなったんじゃないか?」と不安に感じることもあるでしょう。

ところが実際には、処置の内容によって致し方ない場合もあるんです。歯医者としては、もちろん痛みが出ないように細心の注意を払って治療をしていますし、「治療後に痛みが出る可能性や注意点も時間をかけて説明したい!」と思っています。が、次の患者さんが詰まっていたりと、なかなか思い通りにいかない場面も多いのが現状です。

そこで今回は治療後に痛みが出る原因について、あなたが診療中に十分な時間をかけて説明してもらえなかった分も含めて、パターン別に詳しく解説したいと思います。この記事をしっかり読むことで、あなたも自分の歯の状態が分かるようになるので、より安心して治療を受けてもらえると思います。

ではでは、早速見ていきましょう!

治療後に痛みが出る原因、ベスト3!

虫歯の治療後に痛みが出るパターンは大きく分けて3つです。

・虫歯が浅い場合

・虫歯がかなり深い場合

・神経が死んでる歯の場合

この3つです。これから1つずつ解説していきたいと思います

虫歯が浅い場合

先ずは虫歯がそんなに深くなくて、神経がピンピンしている時の治療ですね。

虫歯の深さのイメージは、

浅い虫歯のイラスト
こんな感じです。歯のエナメル質と呼ばれる部分が少しだけ穴になってしまった状態です。
実際の虫歯で言えば、
浅い虫歯
このような虫歯です。

先ずは虫歯の部分を最小限の範囲で削り取っていきます。実際に削った後は、
カリエス除去後
このような状態になります。

この溝を白い詰め物(レジン)で治していくと、
レジンを詰めた歯
このような仕上がりになります。
この治療の過程で、レジンの内部に気泡(空気の泡)が入ってしまうと、治療後に痛みが出る場合があるんです(特に噛んだ時)。この症状が出た場合、詰めたレジンを取り除いて、再び気泡が入らないように詰め直せば痛みは消えます。

もしくは虫歯が少し深い場合にも、治療後に痛みが出る場合があります。
咬合面の虫歯
虫歯のイメージは上記のような状態です。

こんな感じの歯を削ると、タービン(歯を削る機械)の振動や熱が神経に伝わって、治療後に痛みを感じる場合があります。
この症状に対しては、「経過観察」になります。一時的なことがほとんどなので、時間が経てば自然に痛みは消えていきます。

ただ、上記の2つのパターンでは虫歯と神経の間に十分な距離があるので、治療が原因で神経が死んでしまうことはありませんから安心して下さいね。

虫歯がかなり深い場合

これが一番、痛みの出る可能性が高いと思います。
虫歯が下の写真のように、
深い虫歯
深い状態の話です。
虫歯が神経にまで届いていそうですが、そこまで痛くない(何もしなければ痛くない)時です。

一般的に虫歯が深い場合、さっさと神経を抜かれてしまうことが多いのですが、無理をして虫歯を全部取りに行かずに神経に近い部分の虫歯を敢えて残し、薬を入れてから仮詰めをするという治療法(間接覆髄処置)があります。期間を空けて2回に分けて虫歯を処置する方法です。痛みが出るリスクはありますが、歯の神経を残すためにはとても価値ある治療なんですね。神経を抜いてしまうと歯の寿命がかなり短くなってしまうので、何とか残したいというのが歯医者の想いです。

実際の治療はこのような感じになります。
間接覆髄法
とても神経が近いところを処置することになるので、処置の後で痛みが出る場合があります。この写真のようなケースでは、神経を残せるかどうかは一か八かなので、どうしても痛みのリスクがつきまとうんです。
処置の後で痛みが出てしまった場合は、致し方なく神経を抜くことになりますが、少しでも神経を残せる可能性があるのであれば、挑戦してみる価値がある治療法だと僕は思います。

神経が死んでいる歯の場合

神経が死んでいる、もしくはすでに神経を抜かれている歯に対して治療を行った場合も痛みが出る場合があります。

「歯の神経の治療をします。」と歯医者に言われた時、細い針のような器具を使って、歯の中をキレイにする処置が行われます。
再根管治療
このような感じです。

で、この針のような器具が、治療中に歯の根っこの先端から突き出して、周囲の組織を刺激すると、後で痛みが出ることがあります。

イラストにすると簡単そうな治療ですが、実際はとても難しいのが神経の治療です。マイクロスコープ(口の中で使う顕微鏡)を使わないと神経の管はほとんど見えないので、指先の感覚だけで進める繊細な処置です。なので、器具が根の先端から突き出すことはたまにあります。致し方ないと言っていい範囲の偶発症(偶然起きてしまうトラブル)だと思います。
痛みが出てもしばらく様子を見れば自然に治まってきますので、安心して下さい。

余談になりますが、神経の治療を保険で行うと、時間をかけてやればやるほど赤字になります。赤字になってでも、目の前の歯を救うために僕ら歯医者は頑張っていますので、稀に起こる痛みに関しては少し大目に見てもらえればと嬉しいです。どうしても痛みが嫌な場合は、麻酔を打ってもらえれば痛みなく治療を行うことは可能なので、担当する先生に相談してみて下さい。

これらの”痛み”からサヨナラする方法とは?

治療後に痛みが出る原因についてここまでお話してきましたが、「そもそも痛いのなんて絶対イヤ!」というのがあなたの本音ではないでしょうか?もっと言えば、「出来ることなら歯医者なんて行きたいくない」くらいの気持ちかと思います。そんなあなたのために、とっておきの「痛い想いをしないで済む方法」を最後にお話します。

それは、「そもそも虫歯にならなければいい」ということ。

ここまでお話しした内容はすべて、あなたの歯が虫歯になってしまったことがそもそもの原因です。なので、虫歯にならないための知識を身につけないと、また虫歯ができてしまうということでもあります。何度も痛い思いをして治療を受けなくてはいけなくなるわけです。

でも、簡単な知識とコツさえ身につければ確実に予防できるのが虫歯という病気でもあるんです。これだけは知っておきたい!虫歯を予防する3つの方法。という記事で正しい知識を手に入れて、二度と虫歯にならないお口の環境を手に入れてもらえればと思います。きっとあなたのお役に立てるはずです。

まとめ

今回は虫歯の治療後に痛みが出る原因について、的を絞ってお話してきました。
具体的なケースとしては、「虫歯が浅い場合」、「虫歯がかなり深い場合」、「神経が死んでる歯の場合」の3つがありました。一見、それぞれ違った理由で痛みが出ているように思えますが、全てに共通することは、「小さな虫歯から始まっている」ということです。歯は一度病気になってしまうと、二度と元通りにはなりません。治療を受けても、歯の一部が人工物に置き換わっただけで、治るわけではないんです。

だからこそ、お口の中の病気は「治すよりも、かからないように予防すること」が最も大切だということです。死ぬまで健康を維持し続けるのはとても難しいことですが、お口の中だけで言えば、正しい知識と少しのテクニックがあれば、一生治療を受けない人生を手に入れることが可能です。他の病気よりも原因が明確なので、やるべきことも簡単です。ポイントさえ押さえれば、必ず予防出来るのが、虫歯と歯周病なんです。

是非、今回の記事をきっかけに、あなた自身の大切な歯を守るための知識とテクニックを学んでみて下さい。必要なことは全てこのブログに書いてありますので、少しずつ実践してもらえればと思います。

ではまた別の記事でお会いしましょう!


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ABOUTこの記事をかいた人

愛知県一宮市にある前岡歯科医院の院長で、『Dentalhacker』のライター。歯周病治療をベースに、「1本の歯を残す」ことにこだわった診療を行っている。『歯の本当の価値を伝いたい』という想いのもと、"歯ブラシから始まる予防歯科"の大切さを広めている。 たまにやる筋トレとバス釣りが趣味。根は真面目な性格だが、人を笑わすのが好きなので、よくウケ狙いに走る。診療中、患者さんに「最近肥えやーた?(名古屋弁で"太った?"の意)」と言われると、ヒドくテンションが下がるナイーブなハートの持ち主でもある。