潔癖症の人は読むの厳禁!口の中がどれだけ汚いか教えます。

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前岡遼馬
このコンテンツは、現役の歯科医師がお口の健康に関する話をできるだけわかりやすい言葉を使って解説するブログ記事です。当サイトの運営はこちらの運営理念に沿って行われています。

あなたはカラダの中で一番汚い場所を知っていますか?
お尻の穴や爪の間、それから膝の裏など色々イメージ出来ると思いますが、実は・・・

お口の中がカラダの中で一番汚い場所

なんです。

今回はその理由と「なぜお口の中をケアする必要があるのか?」についてプロの視点でお話したいと思います。

では早速いきましょう!

言われてみれば当たり前?口の中が一番汚い理由とは

先ず始めに「なぜお口の中がカラダの中で一番汚い場所なのか?」についてお話したいと思います。

結論を言ってしまうと、体内にモノが入る最初の入り口だからです。

今ひとつピンと来ないと思いますが、人間のカラダは単純化すると大きなチクワのような構造になっています。お口が入り口で、食道、胃、小腸、大腸と来て、肛門が出口です。1本の筒のような構造が僕らのカラダなんです。

食べ物や飲み物は胃に入ると強烈な酸で殺菌されます。耐酸性(酸に対して抵抗性がある)細菌でなければ、胃の壁を超えた先の体内深くに侵入することは出来ません。つまり、体内に入った多くの細菌は腸にたどり着く前にリタイアすることになるんです。

ところが、胃までのルート(お口→食道)では強力な殺菌作用はありません。唾液にも殺菌作用がありますが、ほとんどの細菌を殺せるような力は持っていないんです。

結局どう頑張っても、お口の中は最も汚い(生きた細菌が多い)状態のモノが入ってくる場所だということに変わりはないんです。

免疫力で細菌の数を減らし、栄養を吸収し終わった残りカスが便(ウンコ)なので、多くの人が「汚い!」と思っている肛門はそこまで細菌が多い場所ではないことが分かるのではないでしょうか?

実際、口の中ってどれくらい汚いの?

お口の中がカラダの中で最も細菌が多い場所だというイメージが出来たところで、具体的にどれくらいの細菌がいるのかについてお話したいと思います。

普段の歯磨きをはじめとしたケアの度合いにもよりますが、大体・・・

「肛門の10倍くらいの細菌がいる」

と思っていただければ問題ありません。

数字で確認すると、成人の口の中には300~700種類ほどの細菌が生息しているとされていて、歯を正しく磨けている人で1000~2000億匹、あまり磨けていない人では4000~6000億匹、さらにほとんど磨かない人では1兆匹くらいの細菌が住み着いています。

少しショックを受けてしまうかも知れませんが、これは全人類共通です。ブサイクだろうが、イケメンだろうが、絶世の美女であろうが、全員一緒です。誰でもお口の中にはこれぐらいの細菌がいます。多くの人が知らずに生きているだけです。

テレビ番組などでは潔癖症の方が「人が箸をつけたものなんて食べれない」、「おにぎりは手袋をして握って欲しい」などと発言して盛り上がるシーンを目にしますが、実際には食べ物や手の平よりも遥かに汚いのが僕らのお口の中なんですね。

そしてお口の中の細菌は数が減ることはあっても、ゼロになることは絶対にありません。というよりもゼロになってしまっては困るんです。なぜならお口の中の細菌がいなくなってしまうとあなたのカラダが危険にさらされてしまうから。

その理由についてこれから少しお話したいと思います。

お口の中に細菌が大量にいるメリット・デメリット

ではここからお口の中に細菌がたくさんいることの意味をメリット・デメリットに分けてお話したいと思います。

細菌がいるメリット

最大のメリットとしては、お口にいる細菌たちが「多くの病気からカラダを守ってくれている」ということです。

お口の中の限られた空間では、生息できる細菌の種類や数に上限があります。細菌叢と呼ばれる、「細菌の縄張り」のようなものがあるからです。

「この辺りは〇〇菌の縄張りだから勝手に増えるんじゃねぇよ!」

とお互いの菌をけん制し合っている訳です。

このため、新しい細菌がお口の外からやって来ても、簡単には住み着くことは出来ません。

「どこの細菌よ!?ここは俺ら〇〇菌が仕切っている口ん中だぜ!勝手に入ってくんじゃねぇ!」

と言った具合で、なかなか増殖させてもらえないわけです。その結果として僕らは多くの病気にかからずに済んでいるんです。

昨今、今まで聞いたことがないような病気にかかる子供がいたり、アレルギー持ちの子供が増えているのは小さい頃からキレイすぎる環境で過ごしていることが大きな理由と言えます。

3歳くらいまでにお口の中の細菌叢(細菌の縄張り)は完成すると言われています。このため無菌に近い環境で育ってしまうと十分な細菌がお口の中に入ってくることがないので、大きくなってからお口の外からやって来た細菌に感染しやすい、病気になりがちな子供になってしまっていると考えられます。

薬局でも殺菌グッズがたくさん販売されていますが、重度の免疫低下がある病気にかかっている方でなければなるべく使用せず、ありのままの環境で生活した方が健康な毎日を手に入れることが出来ます。

細菌がいるデメリット

細菌がたくさんいることで生じるデメリットとしては、毎日しっかりとケアしてあげないとお口の中の細菌が原因の病気にかかってしまうということ。

具体的には、虫歯歯周病です。

虫歯はご存知の通り、歯の表面に穴が開いてしまう病気で、歯周病は歯の周りの骨が溶けてしまう病気です。歯や周りの組織は一度ダメージを受けてしまうと二度と元に戻らないので、他の病気にかかるのと違い、大きなリスクがあります。

しかし、正しい知識とノウハウさえ手に入れてしまえば、確実に予防できるものまたお口の中の病気の特徴でもあります。是非、この機会に下記の記事をチェックしてもらえればと思います。

歯磨きで虫歯は予防できない!プロが実践する虫歯予防をすべて公開!

【完全保存版】自宅で出来る、本当に正しい歯周病の予防法

また、お口の中で増えた細菌を誤嚥(気管に入ってしまうこと)することで肺炎を発症するリスクもあります。特に高齢者に多いものですが、免疫力の低下した方の場合は死に直結してしまうこともあるので注意が必要です。

ただ、こちらも普段から正しいケアが出来ていれば防げるものなので、知識さえ持っていれば大丈夫です。

正しい歯磨きに関しては、

歯医者も出来ない!?本当に正しい歯磨きの仕方をイラストと写真で徹底解説!

こちらを参考にしてみて下さい。

まとめ

今回は「お口の中がどれだけ汚いのか?」というテーマでお届けしましたが、いかがでしたでしょうか?

「汚い=悪」のようなイメージを持ってしまいがちですが、細菌がたくさんいることには大きなメリットも存在します。闇雲に”清潔”を追い求めるのではなく、”汚さ”と上手く付き合っていく姿勢を持つことが健康な人生を送っていく重要なポイントだと思います。

この記事をきっかけに自分のお口の環境に関心を持っていただければとても嬉しいです。

では今回はこんなところで。


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ABOUTこの記事をかいた人

愛知県一宮市にある前岡歯科医院の院長で、『Dentalhacker』のライター。歯周病治療をベースに、「1本の歯を残す」ことにこだわった診療を行っている。『歯の本当の価値を伝いたい』という想いのもと、”歯ブラシから始まる予防歯科”の大切さを広めている。 たまにやる筋トレとバス釣りが趣味。根は真面目な性格だが、人を笑わすのが好きなので、よくウケ狙いに走る。診療中、患者さんに「最近肥えやーた?(名古屋弁で”太った?”の意)」と言われると、ヒドくテンションが下がるナイーブなハートの持ち主でもある。