歯医者が語る、歯のホワイトニングと日サロの意外な関係!

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前岡遼馬
このコンテンツは、現役の歯科医師がお口の健康に関する話をできるだけわかりやすい言葉を使って解説するブログ記事です。当サイトの運営はこちらの運営理念に沿って行われています。

歯のホワイトニング日サロの間には意外な関係があるって知ってましたか?

正直、これを知ってしまうとホワイトニングの裏側から日サロの裏側まで丸わかりです。ジャンルの垣根を越えた、かなり興味深い話になると思います。ではでは早速!

日サロってどんなとこか知ってる?

先ずはホワイトニングとの関係を知る前に、「日サロがどんなところか」って部分を押さえておきましょう!

確認になりますが”日サロ”は、“日焼けサロン”の略称です。簡単に言えば、マシーンに入ってアジの開きみたいに人間の体が焼かれる場所です。火じゃなくて、“紫外線に”ですけどね。人工的に日焼けしてシーズン問わず、小麦色の肌を作ることが出来るよってのが日サロです。 

何のために焼くの!?

ところで、日サロに行く意味って気になりませんか?

実際、マシーンで焼くとは言え、紫外線に焼かれるわけなので、将来的にシミやソバカスになる可能性が高い・・・。それに皮膚ガンのリスクだって・・・。でも通う人がいるってことは何らかのメリットがあるってことですよね?それは一体何なのか。

答え先に言ってしまうと、カラダのラインがキレイに見えるってことと、真っ白の肌よりもカッコよく見えるってことです。

例えば、ボディビルダー。あの人たちってめちゃ黒いイメージありますよね?あれはゴキブリになりたいわけじゃなくて、筋肉のラインがキレイに見えるように肌を焼いているんです。

ボディビルダー

参考サイト

ハリウッド女優や海外のモデルさんでも小麦色の肌の人がいますよね?あれもカラダのラインが美しく見えるように敢えて焼いているんです。

日焼けしたモデル

参考サイト

カラダをよりキレイに見せたい、よりシャープに見せたい、よりカッコよく見せたい

これが日サロユーザーの目的です。

日サロってどんなシステムなの?

せっかくなのでほとんど知られていない日サロで肌を焼く流れもお話しちゃいますね。かなりマイナーな世界だと思うので、意外と面白いかもしれません。

STEP1:受付

先ずお店に入ると受付で使用するマシーンと焼く時間を選びます。

マシーンを決めたら次に日焼けするときに使うオイルをチョイス。これを塗るといい感じで焼けるんです。パンにバター塗るみたいなもんですね。

何種類かオイルがあるので悩みますが、ここでも色黒店員さんが笑顔でオススメを教えてくれるので素直に従いましょう。諸々選び終わったら、先にお会計を済ませます。

STEP2:着替え

支払いが終わると更衣室に案内されて、服を脱いで全身にオイルを塗ります。

僕のオススメは一番焼ける、”激焼けジェル”ってやつでした!ちなみにここで全裸になります(下着アリだと日焼け跡が残ります)。

鏡の前で自分の裸体と向き合いながらオイルをヌリヌリするのは結構恥ずかしいものです。恥ずかしさを乗り越えたら、腰にバスタオルを巻いて、インターホンで店員さんを呼びます。

STEP3:マシーンへ移動

インターホンをポチると店員さんが笑顔で迎えに来てくれて、使用するマシーンまで案内してくれます。

マシーンに着くと焼き方などのアドバイスを受けていよいよスタートです。

日焼けの先輩(店員さん)に「頑張って下さ〜い!」と声をかけられてからタイムカプセルみたいな両面オーブンで焼かれます。焼くときは当然全裸なので、色んな意味で心が無になります。笑

STEP4:シャワー&着替え

日焼けが終わると再び更衣室に戻って、汗とオイルをシャワールームで流します。

この時点で全身が火照っているので、「今日も焼いたなぁ〜。」という余韻に浸ります。

シャワーが終わったら、保湿のためのボディローションを塗って日焼け終了です。着替えてから更衣室を出て、受付の色黒店員さんに元気良く「お疲れ様でした〜!」って言われながらお店を後にします。

これが秘境、“日サロのたしなみ方”です。

ところで、なんでこんな記事書いてんだ!?

そろそろ本題に移ろうかと思うのですが、その前になんで僕がこんなに日サロに詳しいのかと言うと・・・、スバリ、日サロ常連客だったからです!!!

大学時代に通いつめてましたせっせとバイトでお金貯めて。

「えっ!?こいつキモっ!」

なんて声が聞こえてきそうですが、お静かに。

日本だとそれほど日サロは一般的ではありませんが、海外だと普通です。“サロン”ですから。カラダを鍛えている人なんかは、当たり前のように行ってます。

苦しい言い訳をしてますが、ぶっちゃけ、「肌が焼けてた方がモテるんじゃない?」っていうアホな発想で行ってただけです。若気の至りですね、はい。

自分の戒めのために過去の写真もシェアしときます。

筋トレ後

・・・イタイですね。苦笑

こんな暗い過去を披露したところで、そろそろメインの話へ行きましょう!

いよいよ本題!ホワイトニングと日サロの意外な関係とは?

ようやく本題に入ります。実は、歯のホワイトニングと日サロの間には、かなり似たところがあるんです。

ここからは、“ホワイトニングのデメリット”に日サロになぞらえて、お話していきます。

デメリット1:色の”後戻り”がある

これは日焼けでイメージしてもらうと分かりやすいと思います。

紫外線で焼けた肌は、時間をかけて元の色に戻っていきます。夏の海で日焼けしても、秋口くらいには肌は真っ白・・・。そんなことが歯のホワイトニングでも言えるんですね。

ホワイトニングは、一度やれば永久に白くなるわけではありません。必ず時間が経てば、元の色に後戻りします。

基本的にホワイトニングは本来の歯の色よりも歯を白くするもの。人工的に白くしているわけです。髪の毛のブリーチ(脱色)と大差ありません。

歯の色も時間をかけて元の色に戻っていくのはごく自然なことです。なので、歯の色を白く保つには手間とお金がかかるってことをよく知っておいて下さい。

デメリット2:ダメージが残る

日サロは人工的に紫外線を浴びて、メラニンを作らせることで肌を黒くします。その代償として肌には当然ダメージが残るんですね。

将来シミやソバカスが出てきたり、皮膚ガンになるリスクも高まります(ただし、日サロに行くのはある程度の年齢まで。たまに肌を焼く日サロユーザーよりも毎日外で紫外線を浴びながら、仕事をしている方の方が、皮膚ガンのリスクという意味では高いでしょう)。

ホワイトニングにも同じように当然リスクがあります。

さっきも言いましたが、ホワイトニングはブリーチ(脱色)と一緒です。

歯に沈着した色素を化学薬品で取り除くので、体にいいか悪いかで言えば、良くはありません(もちろんホワイトニングに使用する薬剤は、薬事法などの厳しい基準をクリアしていますから、人体に有害というわけではありません。しかし、本来不必要な化学薬品を口の中に入れない方がベターだという意味です)。

歯にダメージがあるとすれば、”水がしみるようになる”とかですね。元々知覚過敏がある人はやめておいた方がいいと思います。

そして、見た目の面から話をすると、肌の色や歯の色ってのは生まれ持った本来の色があります。

それを人工的に変えようした結果、不自然な印象になってしまったケースを多々見かけます(飽くまで”歯医者目線”ですが)。

特に僕ら歯医者は毎日天然の歯を見ているので、なんの手も加えられていない歯が一番美しいと感覚的に思います。

人間は年を取るにつれて、肌の色も、歯の色も黄色みがかっていきます。そこに逆行して、肌が、歯が、白すぎるってのは違和感が生まれやすいというのは覚えておいた方がいいと思います。

それに歯医者(審美歯科以外)でホワイトニングをしている先生を見かけたことはほとんどありません。

歯医者自身も歯を大切にしたいと思っていますし、余計な手(不要な処置)を加えたくないんです。

女性の歯医者や審美系の歯医者は患者さんに薦めるために自分でもホワイトニングをするかもしれませんけど。

皮膚科医が日サロに行かないように、歯医者もホワイトニングはやらない。

というのが僕の意見です。

デメリット3:守るべき注意点がある

日サロに限った話ではありませんが、肌が焼けるというのは、軽い火傷をしたようなものです。

なので、皮膚が乾燥しやすくなります。ホワイトニングでも同じように守るべき注意点があります。それは、歯を白くした後に色素の強い食べ物を口にしないこと。

ホワイトニングは、文字通り”歯を白くする”ことです。白くなるということは、他の色に染まりやすくなることでもあるので、ホワイトニングをしてから1時間ほどは飲食を控えた方がいいです。

またホワイトニングには2種類あり、自宅で行うホームホワイトニングと歯医者で行うオフィスホワイトニングがあります。詳しくは他のサイトを参考にしてもらいたいのですが、両者とも期間中は色素の強い飲食を避けなければいけません。

具体的には、飲み物だと、コーヒー、紅茶、烏龍茶、赤ワイン、ベリー系のジュース、コーラ、ココアなど。
食べ物だと、カレー、ミートソース、キムチ、チョコ、醤油、ソース、味噌、ケチャップ、その他色の濃いもの、合成着色料が入ったものなどです。
その他にも、たばこ、うがい薬、口紅なんかも避けた方が無難です。

結構多いですよね。もちろんここに挙げた全てを意識して口にしないのは至難の技なので“出来る限り”ということです。その方が早く、確実にホワイトニングの効果が出ます。

デメリット4:誰でも出来るわけじゃない

日サロは誰でも無条件に肌を焼けるわけではありません。

紫外線に過敏反応をする方、日焼けをすると火傷のようになってしまう方、皮膚や目に障害がある方、抗生物質など、紫外線に敏感になる薬を飲んでいる方、妊娠している方などは利用を控えた方が良いとされています。

ホワイトニングでも同じように利用を控えた方がいい方がいます。

無カタラーゼ症の方、紫外線アレルギーの方、生まれつき歯の変色が強い方、知覚過敏が強い方、妊娠中の方などが該当します。

最初の無カタラーゼ症は聞きなれないと思いますが、ホワイトニングに使用する薬剤にアレルギーがある人だと思って下さい。

また紫外線アレルギーに関しては、オフィスホワイトニングの時に紫外線を当てる工程があるというのが理由になります(ホームホワイトニングなら大丈夫)。

生まれつき歯の変色が強い方は、ホワイトニングの効果が出づらいからです。具体的には、
着色

参考サイト
このような歯の色の方です。

ただし、ホワイトニングの内容と頻度によっては歯を削って被せ物を入れなくても白く出来る場合があるので、一度歯医者で相談することをオススメします。

妊娠中の方に関しては、「単純に赤ちゃんがお腹にいる期間に不要な薬剤は使わない方がいいよね!」ってことです。

デメリット5:お金がかかる

日サロもホワイトニングもそうですが、理想的な色を維持するのにお金と手間が必ずかかります。

オフィスホワイトニングなら全体を白くしようとすると、3万〜6万円くらいの相場だと言われています。ホームホワイトニングなら2万〜4万円といったところでしょう(自費治療は医院によって費用が異なります)。

詳しくは、ホワイトニングを扱っている歯医者のホームページで費用等を確認してみて下さいね。

また、ここに挙げた費用は飽くまで一度白くするためにかかるお金。ここから維持のために年間いくらかはプラスでかかってきますから、歯医者と要相談です。

ホワイトニングを考えているあなたへ

ホワイトニングをしてみたい!」と考えているあなたに是非、知ってもらいたいことがあります。

それは”見た目の美しさ”に執着するあまり、最も大切なセルフケアをなおざりにして欲しくないということです。

唯一無二の歯を失うことなく、生涯自分の歯で、自分らしい口元で会話し、食事を楽しむためには正しいお口の管理(セルフケア)がとても重要です。

歯を失った方は口を揃えてこう言います。

「こんなに歯が大切だなんて思ってもいなかった。もっと早く正しい歯磨きの仕方を知っていれば、入れ歯で苦しむこともなかったし、好きなものを好きなだけ食べることができたと思う。」と。

見た目の美しさも確かに大切ですが、その見た目を良くする歯を、歯周病や虫歯で失ってしまっては本末転倒です。

ホワイトニングを考える前に少しだけ、日頃のセルフケアに意識を向けてもらえればと思います。

まとめ

今回は、日サロとホワイトニングという一見無関係な内容をくっ付けてお話しましたが、いかがでしたか?

最後に個人的な意見を言っておくと、“自然な色が一番美しい”と思います。

ホワイトニングに限らず、口元の見た目に意識を向けるよりも「自分のあるがままの歯を大切にする」ことが何よりも大切だと僕は日々の診療で感じています。

ではでは、今回はこんなところで。


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ABOUTこの記事をかいた人

愛知県一宮市にある前岡歯科医院の院長で、『Dentalhacker』のライター。歯周病治療をベースに、「1本の歯を残す」ことにこだわった診療を行っている。『歯の本当の価値を伝いたい』という想いのもと、"歯ブラシから始まる予防歯科"の大切さを広めている。 たまにやる筋トレとバス釣りが趣味。根は真面目な性格だが、人を笑わすのが好きなので、よくウケ狙いに走る。診療中、患者さんに「最近肥えやーた?(名古屋弁で"太った?"の意)」と言われると、ヒドくテンションが下がるナイーブなハートの持ち主でもある。