歯周病(歯槽膿漏)を本気で治す、たった一つの治療法とは。

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「あれ!?なんか最近、歯茎が下がってきた?」

「歯磨きする度に歯茎から血が出る・・・。」

「歯がグラグラしてる!?」

そんなあなたは、もしかすると歯周病(歯槽膿漏)かも知れません。“痛みもなく、気づかないうちに歯の周りの骨が溶けてしまう病気”としてテレビで取り上げられる機会も多いですね。

今回はそんな怖い病気を治す、たった一つの治療法を解説したいと思います。
生涯自分の歯で美味しく、楽しく食べるために是非正しい知識を身につけて下さいね!

そもそも歯周病って何が原因!?

先ずは、「歯周病の原因は何か?」ってことを知っておかないと話が全然進みません。なぜなら原因を知らないと治しようがないからです。

もちろん、仮にあなたがめちゃヒマで歯医者に毎日通えたとするなら、原因なんて知らなくても歯周病を治すことは可能です。

でも、治療が終わった後で、「なぜ歯周病になるのか?」を知らなければ100%再発するんです。理由は簡単で、原因があって結果があるからです。

体型の話で言えば、デブになるにはデブになる原因があります。ガリガリになるには、ガリガリになる原因があるんです。
お金の話でも、お金持ちになるにはお金持ちになる原因が、貧乏になるには貧乏になる原因が、必ずあります。

歯周病の治療も全く一緒です。原因がなければ、そもそも病気にはなりません。
その原因を知ってもらうのが、最初のステップです。本当に簡単な話なので、是非集中して読み進めて下さい

これが答えだ!歯周病の原因、プラークとは?

歯周病の原因は、たった一つ。
歯の表面に付いたプラーク(細菌の塊)です。それ以外にはありません。
タバコを吸っていたり、糖尿病だったりすると歯周病になりやすいって言われますが、無視していいです。

歯周病の原因はプラークだけ。
それにプラスして病気の進行を早める要素が喫煙だったり糖尿病なだけで、「喫煙者や糖尿病患者なら歯周病になる」ってわけではありません。

例えるなら、
「イケメンなら誰にでもモテますか?」、「美人なら誰からも愛されますか?」って話と一緒。飽くまでモテたり、愛されるのは、その人の人間性が魅力的だから。その”魅力”の一要素が、ルックスだってだけです。
イケメンなら、モテ”やすく”なるかも知れませんが、絶対モテるわけではない。
美人なら、愛され”やすく”なるかも知れませんが、万人に愛されるわけではない。
「モテたいなら、愛されたいなら、トータルの人間性を磨け!」って話です。

・・・で話を戻すと、
歯周病の原因はプラークだけ。
これは何度も頭に叩き込んで下さい!
これさえ取り除けるようになれば、治療は8割終わったようなものですから。

プラークってどんなやつ!?

結論から先にお話すると、
プラーク=細菌の塊です。
プラークは和名だと「歯垢(しこう)」と言いますが、「食べカス」とは全く違います。「食べカス」は食事をした後に歯と歯の間に挟まっている食べ物の残り。おじさんとかが爪楊枝で”シーシー”してるやつです。

「プラークは食べカスじゃない・・・。じゃあ一体どんなやつ?」ってところが気になると思うので、これから説明していきます。言葉で説明しても分かりづらいんで、写真で一緒に確認していきましょう!

プラーク染め出し前

ちょっと分かりづらいでしょうか?パッと見で見分けるのは難しいのでプラークを染めてみます。

プラーク染め出し後

こんな感じです。(赤く染まっているところがプラーク)是非、上の写真と見比べてみて下さい。どれがプラークか何となく分かるはずです。

歯の表面に付いている、ネチャネチャした白い物体がプラークです。

これを取り除くことが、歯周病の治療であり、病気を治すためにあなた自身がやらなくてはいけないことです。

歯周病ってどーゆー病気!?

原因をしっかりと押さえた上で、「歯周病がどんな病気か?」ってところも一緒に知っておきましょう。

歯周病を一言で言うと・・・

結論から先に言ってしまうと、歯周病=歯が抜けてしまう病気です。たとえ一度も虫歯になったことがないキレイな歯でも、歯周病が進行すると歯を支える骨が溶けてしまうので最終的に抜けてしまいます。

なので、歯周病のケアなしに歯医者で治療しても全く意味がありません。なぜなら、どんだけお金と時間をかけてキレイな被せ物が入っても、その歯自体が無くなってしまうからです。

どんな人がかかる病気!?

「歯周病にかかるのはどんな人か、あなたは知っていますか?」

なんと、日本人の約8割が歯周病!なんです。

歯周病のデータ

理由は単純な話で、日本人のほとんどは正しい歯磨きができていないからです。

実際、”プラークを意識して”歯磨きをしている人はほとんどいません。プラークが取れていないなら、歯を磨く意味はないんです。“歯を磨いているフリ”でしかない。
でも逆に言えば、歯磨きのやり方さえ覚えれば、予防出来るのが歯周病でもあるってことですから、悲観的になる必要はありません。
先ずは歯周病について知り、治すための正しい知識を身につけていきましょう!

歯周病ってどんな感じで進むの?

歯周病は大きく分けて、歯肉炎歯周炎があります。

歯肉炎=歯茎が腫れている状態

歯周炎=歯茎以外にも炎症が広がった状態

と覚えて下さい。名前の雰囲気でもわかると思いますが、「歯肉炎→歯周炎」の順番で進んでいきます。先ずは歯の表面に先ほどのプラークがくっ付くのがすべての始まりです。

歯肉炎

プラークが蓄積すると歯茎が腫れます。(“歯肉炎”の始まり)
この状態でプラークがどんどん溜まってくると・・・、

歯周炎初期

こんな感じでプラークが少しずつ根っこの方にまで広がってきます。(“歯周炎”の始まり)
歯茎の赤くなっている部分が炎症の範囲だと思ってください。この炎症から逃げるために骨が少しずつ溶けていくんですね。

さらに歯周病が進行すると・・・、

歯周炎中期

このような状態になります。(“歯周炎”の中期)
炎症の範囲に合わせて骨が溶けてきている様子がわかると思います。「骨が溶ける=歯を支えるものがなくなる」ってことなので、歯が少し揺れ始めます。

そして最終的には・・・、

歯周炎末期

こんな状態になってしまい、歯がグラグラになってきます。ここまで来ると治療にかかる時間も相当なもの(数ヶ月)になってしまいますね。

ここまでの歯周病が進んでいくイメージが理解できれば、自分のお口の中の状態も把握しやすくなると思いますよ!

歯周病の治し方はたった一つ。

さてさて、基本的な知識を身につけてもらったところで、いよいよ”治し方”です。ネットでは薬で治す方法とか最新治療とか色々書いてあると思いますが、実は本当に効果があるのはたった一つだけです。それは、正しい歯磨きをマスターしてから、歯石を取るってこと。めちゃくちゃシンプルです。
これは何十年も前から効果があると実証され、世界中の歯医者が歯周病を治すために実践してきた方法なんですね。

ちなみに、薬を飲んでも歯周病は治りません。薬は飲んだらどこに行くかというと”血液の中”です。食べ物と一緒で腸で吸収された後で血液中に溶け込むんですね。ところが歯周病の原因になるプラークは歯の表面に付いています。歯の表面に血が滲み出たりはしませんから、薬の効果はプラークには届かないということになります。高濃度の薬を短期間で集中的に投与する歯周病治療もありますが、一時的に良くなったように見えるだけです。根本的な原因(プラーク)は歯の表面に残ったままなので必ず再発します。

それと、最新治療は最良治療とは限らないってことも重要です。”最新”とは、まだ世に出てから日が浅いということ。十分な効果があると分かるのは、10年先、20年先なんです。もちろん様々な臨床試験を経たものしか医療の現場には入ってきませんが、臨床データという面では、実際に使われてみないと分からないのが難しいところです。

それよりも僕は偉大な先生方が長年に渡って実践し、多くの患者さんを救ってきた確実な治療を選びたい。歯医者としても、自分が患者の立場になった時でも、です。

そんなわけで、今回僕がお話する治療法さえ押さえれば、他の治療に目移りする必要はありません。歯周病の治療はとてもシンプルです。
その内容をこれから詳しく見ていきましょう!

ステップ1:正しい歯磨きをマスター

正直、このステップがクリア出来れば治療は8割終わったようなものです。なぜなら歯周病の原因になるプラークを自分で取り除けるようになるわけですから。でも“正しい歯磨き”が出来ていない状態で、いくら歯石を取っても、いくらお金を払っても、歯周病は絶対に治りません。

“正しい歯磨き”と言っても、やることは簡単です。プラークが付いている場所を知って、そこに歯ブラシを当てて擦(こす)るだけ。練習すれば誰でも出来ます。”プラークが付いている場所”は先ほど写真で見た通りです。歯と歯茎の境目歯と歯の間だけ。正直、ここ以外は磨かなくてもOKです。ただ言ってることは簡単ですが、実際にやってみると分かります、「あれ!?意外とムズい・・・。」って。苦笑

実際、歯磨きってホントに難しいんですが、詳しくお話するとすごいボリュームになるので、後ほどこちらの記事をチェックしておいて下さい↓↓↓

歯医者が教えてくれない、本当に正しい歯磨きの仕方を公開!

これでバッチリですから!

結局、僕が伝えたいのは、歯周病は歯医者が治すんじゃない、自分で治すものってことです。

ステップ2:歯石を取る

歯磨きがマスター出来たら、いよいよ僕らの出番です。歯石を取っていく治療に移ります。

余談ですが、歯石って元々はプラークなんです。プラークが唾液の成分で石になったのが”歯石”と呼ばれています。石なので、細菌はカチコチに固まってますから悪いことは出来ません。でも石の表面ってザラザラしてますよね?ザラザラしてるってことは、プラークが付きやすくなるってこと。だから、取るってことです。

歯石を取る意味がわかったところで、どんな方法で取るのかを軽く知っておきましょう!

 超音波スケーラー

超音波スケーラー 超音波スケーラーのチップ

これは、歯医者でクリーニングしてもらう時に衛生士さんが使う、キーキー言うやつです。主に歯茎の上に付いている歯石取りに使います。

グレーシーキュレット(手用スケーラー)

グレーシーキュレット

これは歯の根っこについた歯石を取るための道具です。”手用”って言うくらいなので、手でせっせと使う道具です。超音波みたいに当てたら歯石が取れるっていう便利なやつじゃないんですが、歯の根っこについた歯石を取るには人間の繊細な感覚が必要なんですね。

上記の2つを上手く使って僕らは歯石を取っていきます。基本的に歯茎の状態や歯石の位置を見て、痛そうなところは麻酔を使ってやるので安心です。

まとめ

今回は、「歯周病って何なのか?」に始まって、「本当に効果のある治療法」までしっかりとお話しました。色々情報が盛りだくさんでしたが、忘れて欲しくないことはただ一つ、「歯周病はあなた自身が努力しないと絶対に治らない!」ってことです。「先生〜、治して下さ〜い。」というスタンスでは無理です。あなた自身の歯磨きで歯周病を治すんですから。

もちろん、正しい歯磨きができるようになるのは時間がかかるかも知れません。一見遠回りに思える治療かも知れません。でも、本気で歯周病を治すなら、今回お話した内容が間違いなく最短距離です。是非、何度も読み直して正しい知識をインプットしてみて下さいね!

ではまた!

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ABOUTこの記事をかいた人

愛知県一宮市にある前岡歯科医院の院長で、『Dentalhacker』のライター。歯周病治療をベースに、「1本の歯を残す」ことにこだわった診療を行っている。『歯の本当の価値を伝いたい』という想いのもと、"歯ブラシから始まる予防歯科"の大切さを広めている。 たまにやる筋トレとバス釣りが趣味。根は真面目な性格だが、人を笑わすのが好きなので、よくウケ狙いに走る。診療中、患者さんに「最近肥えやーた?(名古屋弁で"太った?"の意)」と言われると、ヒドくテンションが下がるナイーブなハートの持ち主でもある。